松崎大典

派遣先で活躍する先輩たち -01 学部卒からのステップアップ

松崎大典MATSUZAKI HIRONORI
  • 2011年度入社
  • 岡山大学工学部 物質応用化学科 卒業
  • カテゴリ:化学
松崎大典

有機合成に携わって5年目

大学で学んだ化学の知識を活かせる仕事はないか。就職活動時はこのように考えながら企業を探していました。学部卒のため、研究職だけではなく他の職種も受けていました。ただ、研究室で実験に携われるのはたったの1年間。そう考えると「もう少し研究がしたい」と思い、エウレカに入社することを決めました。
学部卒でエウレカに入社後、化学メーカーで有機合成の業務に携わるようになって今年で5年目になります。合成しているのは主に液晶化合物で、一日を合成実験に費やしています。基本的に合成手順と条件は決まっているため、手順書に従い実験を進めます。しかし、たまに合成の実績のないものを扱うときもあります。このとき反応条件を検討し、考え抜いて上手く合成できたときにはやりがいを感じます。

不安を乗り越えた今

今は業務内で携わる合成に詳しくなりましたが、新人の頃はかなり苦労しました。配属された頃の自分は、まだ知識や経験が少なく真っ白な状態でした。業務中はとにかく周りの人に聞き、帰宅してからもその日に関わった反応について勉強する日々。しかし、配属先の皆さんがとても親切に教えてくださったので救われました。配属先は「ここで学んだことを将来のキャリアに活かしてほしい」というスタンスで、正社員・派遣社員問わず同じように育ててくださる環境だったのです。
合成する物質も1年目の頃よりバリエーションが増えています。その分新たな反応についての知識も増えました。また、職場の分析機器についても扱えるものが増え、自分のスキルが増えていることが実感できます。
配属されたばかりの頃は知識が足りない分、派遣社員として自分は役に立っているか不安に感じることもありました。しかし、今ではスキル面の不安も少なくなり、自信をもって業務に携わることができています。

3年目の転機

1、2年目の頃は就業先での業務に慣れることで精一杯でしたが、3年目になった春に大きな転機が訪れました。千葉エリアのサブリーダーに任命されたのです。ちょうどその頃、それまで千葉エリアをまとめていた先輩方がグループ内へ異動したり、転職したりする等して、エウレカから離れてしまったのです。今まで先輩に育ててもらった分、次は自分が後輩を育てていこう。そう思って、サブリーダーを引き受けることにしました。千葉エリアは化学系のスキルを持つ社員が多いエリアです。年次に縛られず社員同士の交流が活発なエリアですので、この良い雰囲気を残していきたいと思ったのです。 サブリーダーをする中で苦労したのは、社員への注意の仕方です。

エリア内の社員から、毎月の提出物を回収し管理するのが仕事でした。しかし、提出物ひとつをとっても仕上がりが良い人、悪い人がいます。悪い人に対して、改善点をどう注意するべきか。これがむずかしいテーマでした。主にメールでのやりとりになるのですが、文章になる分上手くニュアンスが伝わらず、思っている以上に相手に厳しく伝わってしまうこともありました。しかし、一人ひとりに向き合いたいという気持ちが強かったので、提出物のチェックの際には自分なりの感想を必ず相手に伝えるようにしていました。社員の皆がどう受け止めてくれたかはわかりませんが、少しでも気持ちが伝わっていれば良いなと思います。

会社をより良くするために

1年間サブリーダーを務めた後、エリアリーダーへ昇進しました。サブリーダー時代に比べてより会社と関わる機会が増え、会社の考えや方針をリアルタイムで知ることができるようになりました。また、エリア社員と話す機会も大きく増えました。
私は両者の意見を間近で聞けるリーダーとして、本社とエリア社員の間に立って双方の意見を伝えることを目標としています。会社からは方針や社員に求める姿についての考えを聞き、一方で社員からは会社に対する疑問や不満を受け止めます。

社員の意見を会社に伝えて体制に反映することを目指し、リーダーとして何ができるか模索しています。
私たちは普段派遣社員として配属先で勤務していますが、それ以前に「エウレカの社員」でもあります。会社の一員として会社を良くしようと自発的に動いてくれる人が増え、そしてその声を会社に取り入れることができれば、エウレカはもっと良い会社になれると信じています。

今年の抱負

今年は昨年度に続いてエリアリーダーを務めるだけでなく、プロジェクトリーダーも兼任することとなりました。昨年度は社員一人ひとりに対してフォローしきれなかった部分があったので、今年はその反省を活かしたいと思っています。
また、来年度以降のエリアを作ってくれる社員を育てることも今年の目標です。エリアを良くしていくには、後輩を育てていかなければなりません。自分が育てた後輩が、またその次の世代を育てていく。

これから先も「千葉エリアは良い雰囲気だね」と誰もが言うようなエリアであってほしいと思っています。
自身のキャリアについては未定です。今年1年間リーダーを務めながら、どうしたいか考えたいです。そのために、グループ内異動した先輩や、転職した先輩に話を聞いてみたいと思っています。
研究にこだわっているわけではないので、色んな可能性を視野に入れて今後の道を決めたいです。