玉村繭子

キャリアを築いた先輩たち -06 理系を活かしてキャリアを広げる

玉村繭子TAMAMURA MAYUKO
  • 2009年度入社
  • 鳥取大学医学部 生命科学科 卒業
  • カテゴリ:バイオ
玉村繭子

理系だからこそできる仕事はないか

学部卒でも理系に関わる仕事はできないだろうか。就職活動をしていた私は、研究職だけでなく総合職も視野に入れて企業を探していました。そして出会ったのが同じ学部を卒業してエウレカで働いている先輩です。その先輩は研究職ではありませんでしたが、理系の知識を生かした総合職として活躍していました。こんな働き方があるのかと当時の私は驚きました。まずは派遣社員として研究に携わったあと、理系の知識と経験を生かして他の職種にも挑戦できる。その先輩との出会いが、私がエウレカに入社したきっかけとなりました。入社後、研究社員として製薬メーカーに配属。入社後は「学部卒だから」という理由で引け目を感じることはありませんでした。同じ配属先には院卒の同期が数人いましたが、任される仕事の内容や範囲に差はなく、同じように結果を出すこともできていました。入社して実感したのは、学部卒・院卒を問わず、社会人になったら同じ環境で同じことを一緒に学んでいくのだなということです。

挑戦するため内部異動を決意

エウレカに入社して4年が経過した頃、社内で内部異動の大きな募集告知がありました。研究職以外にも挑戦したいと思っていた私が反応したのは言うまでもありません。内部異動について、会社の上司からは「内部の仕事は派遣と違って大変だ」と聞いていました。けれど、ここで大変だからという理由でやめてしまうぐらいなら、きっと他のことにも挑戦できないのは目に見えています。チャンスがあるならここで挑戦しよう。そう考えて内部への異動を決意しました。内部異動に手を挙げた当初、「これがしたい」という明確なイメージはまだありませんでした。漠然とですが会社の成長に関われたらという気持ちはあったので、営業職も視野に入れて応募をし、5年目に研修の講師として無事内部異動が叶いました。

異動先での新たな経験

私の異動先となったのは、東京にある中央研修所。仕事の内容は一般派遣スタッフの講師です。研修では受講者の理系スキルと人柄を確認します。どのような配属先が適切であるのか、この人の強みは何かということを把握し、WDBグループの支店へ伝えることが仕事です。研修で得られた情報が人材紹介時に活用され、配属先の決定につながります。人を評価するという仕事を、私は初めてここで経験することになりました。限られた時間の中で、初対面の方の適性を把握しなければなりません。

研修を受講するスタッフの得意分野は多岐に渡ります。自分が専攻していた分野であれば適性を把握しやすいのですが、それ以外だとその人がどの程度までスキルがあるのかわからず、最初はとても苦労しました。しかし、エウレカ時代に研究社員として働いた経験が今の私の武器になっています。配属先でどのようなことが求められるのかをスタッフにわかりやすいように伝えることで、スタッフが実際に就業した際にも活躍できるよう手助けができています。

今必要なのは、派遣先では求められなかったこと

内部異動をした今では、「自分で考え行動すること」が常に求められています。エウレカの派遣社員として働いていた頃は、自分から上司に対して能動的に行動することはありませんでした。上司の指示に従って実験をして、得られた結果を報告する。指示された以上の仕事をしなくとも、それで許される環境でした。しかし、今は違います。仕事ひとつをとっても、自分なりの考察や意見が求められます。対応する相手は化合物ではなく人なので、良いところを探すにも、決まったマニュアルがあるわけではありません。

分析機器を正しく操作できるかを見るだけでなく、どのように機器を扱っているのか、他の受講者との連携は取れているかといったところも見なければ、総合的に適性を判断することはできません。これが結果として配属調整のミスマッチを防ぐことにもつながります。指示やマニュアル以上のことを自分でちゃんと考えること。これは今の職場だから身につけることができた能力です。

学部卒でも限界はない

講師の仕事に就いてもうすぐ2年になります。次のステップとして、営業職にも挑戦したいと考えています。現在の講師の仕事では、営業のように「売上への数字」を担当していません。自分で数字を管理して目標を設定し、どのように達成していくか。自分にまだ足りない能力だと感じています。数字を管理する以外にも、チームをまとめる立場の経験、営業としての視点を身につける等、貪欲にできることを増やしたいと考えています。

エウレカに入社した頃、学部卒でどこまで理系に関われるのだろうかと思っていました。今は結果として研究職から離れてはいますが、「理系の知識を生かした仕事をしたい」という希望は叶えられました。今後もできることを増やしていくことで、自分の活躍できる範囲を広げていきたいです。