安中宏彰

キャリアを築いた先輩たち -08 スカウトされる人材を目指して

安中宏彰ANNAKA HIROAKI
  • 2009年度入社
  • 筑波大学大学院 生命環境科学研究科
    生物資源科学専攻 修了
  • カテゴリ:バイオ
安中宏彰

エウレカを転職のステップに

就職活動時、私は製薬メーカーの研究職を第一志望にしていました。しかし結果は全敗。どうしても研究職に就きたくて、製薬メーカーだけでなく他の企業でも研究職求人を探していました。
そこで出会ったのがエウレカです。「この会社なら研究職に近いことができそうだ」という第一印象を感じて説明会に参加しました。そこで驚いたのは、会社が「転職のステップになること」に肯定的だったこと。正社員型派遣のメリットのみならず、デメリットまでをも真摯に説明した上で、「納得のいくキャリアを積んでほしい」という会社の姿勢。多くの人が恐らくそうであるように、エウレカは第一志望にはなり得ない会社だと思います。会社側がそれを受け止めて、社員個々人のキャリアを考えている姿に感銘を受けました。さらに私が思ったのは、正社員型派遣として働くことで配属先との縁を自らの転職に上手く活用できそうだということ。私はここに入社して、転職を目指そうと決めました。

自分を変えた2つの出会い

今の私を作ったのはエウレカでの2つの出会いです。
1つ目は先輩社員との出会いです。入社後すぐ配属された公的研究機関にはエウレカの先輩が就業しており、研究面やエウレカのことについてたくさんフォローしてもらえました。ただ、仕事に関してはかなり厳しく怒られることも。しかし、おかげで学生時代にはなかった「仕事として研究をする意識」がここで身につけられました。新人の頃この先輩に出会っていなければ、仕事への取組み方が今とは違っていたかもしれません。
2つ目は今の転職先企業との出会いです。公的研究機関での就業を終えて、次に製薬メーカーの品質管理部に配属が決まりました。就職活動をしていた頃から憧れていた業界です。ここで転職しよう。そう思って気持ちを新たに働き始めました。

ただの派遣ではない、唯一無二の存在を目指して

ここで正社員として引き抜かれるために、「他の派遣社員より秀でることは当然として、3年で社員さんと同じレベルになる」。これを私の課題にしました。
最初に立ちはだかった壁は「品質管理」の本質的な部分でした。研究は、自分で試行錯誤しながら手法を変えて結果を出します。一方、品質管理の現場でそれは許されず、「手順通り進めていくこと」が求められます。しかし何も考えずに手順通りにやっていくだけでは、そこに学びはありません。何をすべきか。考えた結果、分析機器や試験法の原理を頭に叩き込み、担当している試験については誰よりもプロフェッショナルになろうとしました。

知識を身につければ、上司しか対応できないトラブル時に自分が力になれる、同じ土俵でディスカッションできると思ったからです。こうすることで、「この人は他の派遣とは違う」と覚えてもらうようにしました。
コツコツと積み上げた努力は、配属されてから3年後に実を結びました。「ここで働かないか」と配属先から声が掛かったのです。

転職してゴールではない

晴れて配属先で正社員となり、その後も引き続き品質管理部で勤務することになりました。チームの試験責任者になることを次の目標に定め、実験業務に加えて試験責任者代行としてマネジメントの勉強にも取り組み始めました。
しかし、半年後に転機が訪れます。会社で新しく立ち上がった抗体医薬品開発のプロジェクトメンバーに抜擢されたのです。自分の努力が評価されたことが嬉しいと感じる反面、プレッシャーの大きさに戸惑いもしました。しかし私を推薦してくださった上司のためにも、そして何より会社の発展のためにもプロジェクトの成功に貢献したい。

今はそのような気持ちで研究に励んでいます。非常に大きな経験をさせてもらっています。
現場を離れたことで品質管理部の試験責任者になるという目標は変わり、今は新たなキャリアを模索中です。チームマネージメントをしたいという気持ちは変わらないため、数年後に品質管理部以外の部署で活躍することも視野に入れています。このように自分のキャリアのことを考えるときには、エウレカの定例会で受けたキャリアプラン立案の研修が今も活かされていると感じます。

転職を経て気付いたこと

私にとって、エウレカは「原点」です。私に研究者としての基礎を教えてくれた先輩も、縁あって転職先となった企業も、エウレカに入社したからこそ出会うことができました。そしてエウレカ時代に受けた研修が、今の自分のキャリア形成に役立っています。エウレカに入社していなければ、今の自分はなかったでしょう。
私のようにエウレカを転職のステップとして活用するのも良いと思います。ただ、転職の可能性を考えてエウレカに入社するのであれば、ひとつだけ大事なことがあります。それは「派遣として働いている間に何をするのか考え行動する」ことです。

派遣として働いていると「与えられる環境」に甘んじてしまいがちです。そのままではどの企業や職種に転職しても上手くいかないでしょう。
努力することのできる人が社会で活躍している。これは転職を経て私が気付いたことです。キャリアプランを考え、実現には何が必要かを考え、そのために今どんな努力をすべきかを考える。派遣社員であっても、自分の置かれている環境で頑張ることが何より重要なのだと思います。