就職はゴールではなくスタート 期待に応えられる自分でありたい

働く業界:
食品・化粧品メーカー

2021年度入社
応用生物学科 学士卒

働く業界:食品・化粧品メーカー

2021年度入社
応用生物学科 学士卒

入社の決め手は、「社員を大切にしてくれる」と思えたこと

学部卒でも研究ができるところに惹かれ、就活では正社員型派遣の会社を見ていました。その過程で出会ったのがエウレカです。受けた正社員型派遣の会社からは全部内定が出て、その後は他業界の企業を受けたりしていたので、エウレカの内定を承諾するまでには、結構時間をもらっていました。悩んでいたんです。
理系の大学を出ているので、「4年間学んできたことを仕事に活かしたい」という気持ちが私にはずっとありました。そのため正社員型派遣の「研究職として働ける」という点はとても魅力的でしたが、「派遣」であることに当初は少し不安がありました。

そんなとき、エウレカのリクルートアテンダントがすごく親身になって相談にのってくれて。同じ大学出身のエウレカの先輩社員と話す機会を設けてくれました。そこで疑問や不安を解消でき、先輩社員のリアルな声を聞くうちに「ここが一番社員を大切にしてくれる」と自然と思えました。それが入社の決め手です。

「頑張って良かった」と
嬉しくなれる仕事

就業先は大手飲料メーカーです。ミッションは、ある菌の機能性が担保されていることの確認と、機能性がどうやって生まれるのかという作用機序の解明、そしてその市場の拡大です。そのために、多くのサンプルを短納期で分析すること、どのようなサンプルであっても、1回の実験で確実に成果を得られる実験方法を立ち上げること。それが私の仕事です。

フローサイトメーターで菌数を測定したり、ELISAで細胞を評価したりして、実験に関する一連の流れを担当しています。かかわった商品が世に出て実際に販売されているのを見つけたり、CMを見かけたりしたときは「頑張ってよかった」ととても嬉しい気持ちになります。

学生時代との違いは、グラムの少ないものから、作業量がかなり多いものまで様々な実験があり、ルールが細かく決まっていること。そして、ミスなく進めるという責任があることです。商品の形態によっては前処理がうまくいかず、思うような結果が得られないときもありますが、周囲の人は尊敬できる方ばかりなので、「皆さんの期待に応えられる自分でありたい」という気持ちを胸に、日々の仕事に臨んでいます。

やりがいは、
信頼して任せてもらえること

最近は、「この実験には20分かかっていたけれど、15分でできるようになろう」といった目標を決めて、それに向けて頑張る力が身に付いたんじゃないかなと思います。処理が早くても誤差が大きければ意味がないので、どうしたらより速く、精度高く対処できるかを考えながら進めています。

最初の頃は時間がかかっていた実験も、そうして工夫を重ねていくうちに「いつも迅速に信頼できるデータを出してくれてありがとう」「大事なデータは森本さんにやってほしい」という言葉とともに任せてもらえるようになり、今では前処理の検討も担当するようになりました。次のステップを見据えながら、今の職場で様々な経験を積んでいけたらと思っています。

就業先は大企業なので、配属当初は堅い職場なのかなと緊張していましたが、和気あいあいとした雰囲気で、それは私にとって良い意味でのギャップでした。一緒に働く人は、ほとんどが20代。誕生日にお菓子をもらったり、一緒にご飯に行ったり。仕事のことでもプライベートのことでも何でも話しやすく、とても働きやすい職場だと感じています。

実験の仕事とはまた違った
学びと成長の場

エウレカ社員は全国各地に配属されるので、同期や先輩と親しくなることはないのかなと思っていましたが、研修やエリアでの活動を通して同期の友達ができ、プロジェクトに入ってからは先輩や後輩と縦のつながりができました。

入社当初、私はエウレカの社内活動に積極的なタイプではなかったのですが、同期の誘いをきっかけに内定者交流会のプロジェクトに参加しました。人前で話すのが苦手だったので、それを克服する機会になればと思ったのも動機の一つです。

内定者交流会の司会をしたときは、どうしたら親しみを感じてもらえるか、興味を持って聞いてもらえるかを考えながら、本番で緊張しないように、内容を練っては司会の練習、を繰り返しました。人見知りな私にとって、話をするだけでなく楽しい雰囲気も作り出さないといけないのは大変なことでしたが、企画して、資料を作成して、司会をして…と全てのフローをやり切った経験は、確かな自信につながりました。就業先で求められるのは実験を確実に進めることなので、普段の仕事とは違った側面の学びと成長があったと感じています。

納得して選んだ道だからこそ

エウレカには、学ぶことに積極的な人や自己成長をしたい人がたくさんいます。新しく入ったメンバーへのサポートも手厚くて。私もメンターの先輩には、引っ越しの相談から仕事のことまで、公私ともにすごく支えてもらいました。「皆でエウレカを良くしていこう」という気風がエウレカの魅力だと思います。

就職はゴールではなくスタートです。いっときの感情で就職先を決めてしまったり、内定を得たことそのものに満足したりしないで、納得できるまで業界や企業を研究し尽くして、自分にあった就職先を見つけるのが一番だと思います。
私は、エウレカに入社して「4年間学んできたことを活かしたい」という希望を叶えることができました。学部卒で研究職は難しいと思っていましたが、納得してこの道を選んだからこそ、今好きなことを仕事にできているのだと思います。

内定者の皆さんと関わる中で人事の仕事にも興味が湧き、グループ内異動もこれからの選択肢の一つとして考えたりしていますが、自分で手を動かす実験はやっぱり好きなので、今の働き方を続けるか、直接雇用を目指すか…将来的なことは、まだ決められていません。ただ、選んだ道が何であれ、信頼して仕事を任せてもらえる人材でありたい。そのために、未来を見つめながら成長を重ねてきたいと思っています。