働く業界:医薬品メーカー
2022年度入社
工学研究科 応用理化学専攻 修士課程修了
入社の決め手は、多彩なキャリアの選択肢
研究でわからなかったことが理解できるようになったり、仮説が正しいのかを確かめたりする過程が楽しくて、就活中は研究職として働きたいと考えていました。そんなとき、「研究職を諦めたくないあなたに」というチラシで、エウレカに興味を持ちました。
エウレカに入社を決めた理由の1つが、多彩なキャリアの選択肢です。人と話すことも好きだったので、実は人事等の採用に関わる仕事も気になっていて…。やりたいことを絞るのはもったいないと思ったんですね。研究職で就業した後、異なる道に進んだ先輩もいると聞いて、入社後のキャリアを広い範囲で考えることができると感じました。

試行錯誤も、研究職ならではの面白さ
就業先は、製造をメインに行っている富山の医薬品メーカー。品質管理業務で、医薬品原料の理化学試験を担当しています。部署のミッションは、安全で有効な医薬品を供給すること。薬の有効成分である原薬が原料にきちんと含有されているか、重金属やヒ素等の不純物がないか、HPLCやGCを使って試験します。
試験がうまくいかないときは、なぜそうなったのか、原因を明らかにして正しい方法を模索します。何をやっても成果が出ず辛いときもありますが、答えが出るまでの試行錯誤も研究職の魅力だと思います。考え抜いた結果、理論上間違いないデータを出せたときは達成感がありますし、そういった姿勢を上司から評価されたときは、自分の仕事が認められたと感じられて嬉しいですね。
今後は、新しい分析機器の操作や試験等、できることを増やしていきたいなと思っています。医薬品の製造で行う試験は原料と製品の2つがあります。今は原料を主に担当していますが、製品の試験等、いずれは新しいことに挑戦していきたいですね。
地元から離れた土地での
チャレンジ
ずっと関東で過ごしてきたので、就業先が富山に決まったときは、少し不安がありました。出身地を離れることにこだわりはありませんでしたが、いざ知らない土地で暮らすと思うと、本当にやっていけるのか心配になったんです。ただ、エウレカでは面談が毎月あり、悩み等があればそこで相談できたので、次第に不安は解消されました。
就業先は和気あいあいとした雰囲気。わからないところはすぐに相談できますし、自分の考えを持って議論し合える環境だと思います。所属の違いで周囲との間に壁を感じることはありませんし、入社前に思っていたよりも様々な業務を経験できていると思います。
土地勘がない分、就業先の方から地域のことをいろいろと教えてもらったり、同年代の人が多いので若手同士プライベートで遊びに行ったりすることも多くて。そういった交流を通じて、新しい環境にも早く馴染むことができました。

社内活動を通じて新しい気付きを得られる
エウレカの社内活動では内定者懇親会の企画と運営に関わっています。活動の目的は、内定者の不安や疑問を解消し、安心してエウレカに入社してもらうこと。もともと採用系の仕事に興味があったので、ぜひやってみたいと思って参加しました。自己紹介用の資料を準備したり、社員情報誌のデザインに携わったりしています。
社内活動に参加したことで、主催側の立場で企画を練ったり改善案を提案したりと、より主体的に動く場面が増えて、「指示されたことを正確にやる」だけでなく、「全体の動きを想像して自分から提案する、行動する」という視点を得られました。他にも先輩として後輩のサポートに入る等、普段の業務とは違った経験ができたと思います。
エウレカに入社して良かったのは、就業先に加えて、エウレカでも人とのつながりを持てたこと。エウレカ社員は全国各地で働いているので、様々な視点や考え方を持っている人が多いんです。話を聞く中で良いなと思った姿勢や、効率的な仕事の進め方等は積極的に取り入れるようにしています。
エウレカには、就業先の業務と社内活動の両方に全力で打ち込んだり、資格を取ったり、成長のために努力している人がたくさんいます。その姿から「まだまだできることがある、もっと頑張ってみよう」と良い刺激を受けて、前向きな気持ちで仕事に向き合うことができています。
働きながら将来のキャリアを考えられる
今後のキャリアについては、まだ迷っています。まず興味があるのは、「再配属チャレンジ制度」を利用して、就業先での直接雇用を目指すこと。派遣社員と正社員とでは仕事の評価基準や求められることが違うので、今とは別の軸で評価される環境に挑戦してみたいんです。
一方、WDBで総合職として働くことも考えています。採用系の仕事に関わりたいという気持ちも捨て切れないので、機会があればチャレンジしてみたいですね。
入社したことでその先の人生が全て決まるわけではありません。大事なのは、就職した後に自分がやりたいことに挑戦できる環境があるかだと思います。就活中の皆さんは、「やってみたい」という気持ちを大切にしてくださいね。