働く業界:サービス・Web
2019年度入社
農学研究科 修士課程修了
キャリアの選択肢が広がる会社
大学で食品の機能性を研究する研究室に所属していたので、志望先を食品業界に絞って就職活動をしていました。食品に関する研究開発ができたらと思っていたんです。ただ、なかなか思うようには進まず、「研究職での就職はあきらめようかな」と考え、全く別の職種の説明会に参加する等、当時は将来のことでかなり悩んでいました。そんなとき、目に留まったのがエウレカです。
いろいろな就業先があり、狭き門である大手企業の研究職として働ける。まずはそこに惹かれました。決め手は、直接雇用や転職、グループ内異動等、入社後もたくさんの道が用意されていること。社会人になったことでキャリアの選択肢が狭まるのではなく、そこから広がっていくんだと、未来が拓けたように思えました。

大手企業で経験を積む
最初の就業先は、大手食品会社。もともと食品会社志望だったので、就業先を聞いたときは嬉しかったです。私の仕事はLC/MSでのアミノ酸分析。最新の機器が揃っている研究現場で、機器の使い方等を一から学びました。40代・50代のベテランの方が多い職場ということもあり、周囲には知識や経験が豊富な方が多くて。困ったことを相談すると、すごくレベルの高い答えを返してくださるんです。そんな研究現場で実務経験を積めたのは、私にとってプラスになりました。
その後、結婚に伴う引っ越しを機に、2社目の医薬品メーカーに異動。バイオ医薬品の製造に向けたプロセス開発で効率よく培養を進めるため、小スケールでの培養条件や培地組成等の検討に携わりました。異動先の部署は20代・30代が多く、議論がとても活発。前の職場との雰囲気の違いが新鮮でした。1社目の LC/MSの経験が評価されて関連業務を任されることもあり、頑張ってきたことが認められて、それがステップアップにつながったのは嬉しかったですね。
ライフイベントと仕事を無理なく両立できる
1社目の就業先では任される業務の幅が明確に決まっていたので、正確な分析が求められました。一方、2社目は実験の予定を組んだり運用方法を提案したりと、自分の裁量で対処することが多く、任される範囲が広い職場でした。1社目で実践的なことを学び、2社目でその経験を活かして仕事に主体的に向き合えたことで、スキルの幅や視野が広がりを感じています。
2社目で約3年間就業した後、夫の東京転勤にあわせてエウレカの本社に異動し、現在に至ります。転職活動をすることなく、結婚や配偶者の転勤といったライフイベントと仕事を無理なく両立できるのは、エウレカに入社して良かったと思えることの一つ。エウレカという所属先はそのままに、複数の職場で、そこでしかできない多くの経験を重ねられていることは、私の財産になっています。

エウレカ社員を内側からサポートする
エウレカでは、2社目の就業中にエリアリーダーを務めました。就業先の業務は実験や研究が中心なので、メンバーの中でいかにリーダーシップを発揮するか、どうしたら一つのチームとしてのまとまりを出せるかを考えながら、自分でチームを動かしていく経験は貴重なものでした。そこで得られた決断力やマネジメント力は、今も仕事をする上で活きています。
現在はエウレカ本社で、社員の就業サポートや管理、教育研修を担当する部署で働いています。研修や社内制度の改善、課題を抱えている社員のフォロー等、エウレカ社内の様々なことに関わります。本社に異動してからは、会社の目標や方針を踏まえて物事を捉えたり、全体を俯瞰して行動したり、これまでより広い視野で仕事に臨めるようになりました。
エウレカからの派遣就業を経験してきたからこそ、見えてくる課題もあります。皆が気持ち良く働ける環境を整えるため、経験を活かして社内制度の改善に踏み込んでいけるのは嬉しいですし、これまでとはまた別の角度からエウレカで働く皆をサポートできる仕事にやりがいを感じています。
自分の可能性を広げられる場所
エウレカには手厚いサポートと、たくさんの将来の選択肢があるので、入社する前に将来の道をガチガチに決めておく必要はないんです。私は自分の可能性を広げたいと思い、エウレカ本社での勤務を希望しましたが、入社前はそんな未来が来るとは思ってもみませんでした。これからも夫の転勤で全国を点々とする可能性があるので、ライフスタイルに合わせて、エウレカで自分だけのキャリアを築いていけたらと思っています。
就職活動中の学生さんには、やりたいことをあきらめないでほしいと伝えたいですね。私の場合、それは研究でした。エウレカでは、どんな仕事が自分に向いているのか、どんな職場が自分に合っているのか、社会に出ていろいろなことを経験しながら、将来を考えられます。自分にとって譲れないことを大切にしながら就活に臨んでください。応援しています。